お子さんを抱っこし続けたり、仕事で腕を酷使する人って腱鞘炎になりがちですよね。
ひどくなるとバネ指になったり、手がしびれてきたりしますので、今のうちにしっかり対策をしていきましょう!
もしなってしまったら、腱鞘“炎“というくらいですから、まず冷やしていきましょう。
冷やし方はスーパーの袋に水と氷を2~3個入れて痛いところに当てるだけです。
一時間に一回、15分くらい当てましょう。炎症は48時間続きますので、痛くなってから2~3日間はなるべく続けるようにしてください。
もう何週間も痛いよーという人は、腱鞘まで続く筋肉がかなり疲れている可能性があるので、そこをほぐしていきましょう。
筋肉は筋膜という膜で覆われています。この筋膜が筋肉同士を繋げているのですが、例えば親指側の腱鞘の場合ですと、下の図の1番~11番まで筋膜で繋がっているわけですね。腱鞘炎によくなる場所としては9番辺りなのですが、この1~11番までの筋肉が緊張していることによって、腱鞘炎が長続きしている可能性が考えられます。
ほぐしかたは、この番号に沿って軽く揉みほぐすだけでも結構ですし、ストレッチをしても効果があります。
小胸筋のストレッチ
腰を前に出さずに、背部で左右の肩甲骨を引き下げ接近するようにして、小胸筋とその周囲の筋肉を伸ばしましょう。
小指側や、手首の中心に近いところに腱鞘炎が起きている場合は、少しやり方が変わってくるので、詳しくは担当の先生までご相談ください。